今回は自分が募集馬の筋肉を見るときに、どのような見方をしているかを書いていきます。
筋肉
筋肉量
最初に確認するのは筋肉量。
前部・後部にしっかりと筋肉がついていて、力強さを感じる馬を選ぶようにしています。
活躍している馬の募集時の馬体を見ると、筋肉量がしっかりとある馬がほとんど。
出資馬を選ぶ上で大事な部分だと思います。
【芝向き・ダート向き・短距離向き・長距離向き】などはあまり考えずに、ただ筋肉量があるかどうかで判断しています。
舞台はどこでも走ってくれればいいんです。
募集時の馬体はまだトレーニングをしていない状態。
それで筋肉がついているということは【放牧地でたくさん走っている(走ることができる)馬・走ることが好きな馬】ではないかと思っています。
筋肉の質
皮膚が薄く見えて筋肉のラインがハッキリしている馬を質の良い馬としています。
人間の場合、短距離ランナーも長距離ランナーもそれぞれに適した筋肉がついていて、ラインがしっかりと見えます。
もちろんそれはトレーニングを重ねた結果ですが、募集馬の筋肉にそれが出ているなら、これからトレーニングをしていくことでより良いものになると思っています。
濡れた薄い布を纏っているように見えるのが、質の良い筋肉だと聞いたことがあります。
筋肉のラインが多くあって、柔らかそうに見える馬を選ぶようにしています。
特に注視しているところ

上の写真の黄色い部分(前部はき甲から肩にかけての部分、後部は腰から臀部にかけての部分)にハリがあるかどうか。
この両方にしっかり筋肉がついている馬を選ぶようにしています。
ここがしっかりしていることで走りが安定して、最後の一踏ん張りが出来ると考えています。
見ていただいてありがとうございます。
次回は安定感について書く予定です。